津市民文化16号

 

 津市が発行している雑誌「津市民文化」16号の特集は「津の名山」。その中で経ヶ峰が取り上げられており、多方面からその魅力を伝えています。500円で、私は別所書店修成店で購入しました。

 

 歴史と信仰の山と一口に言いますが、具体的には知らない方が多いのではないでしょうか。浅生悦生先生がそれを簡潔にまとめて解説してくださっています。若林英郎さんが登山者に愛される山としての経ヶ峰を語ってくださっています。経ヶ峰の山小屋や登山道を中心になって管理・整備してくださっている山本雅彦先生も、経ヶ峰への思いを綴ってくださっています。楽しく安全な登山の陰に、山本先生たちの地道な活動があることを改めて知り、頭が下がる思いです。

 私たち「経ヶ峰を愛する会」の代表でもある平井正志さんは、日本野鳥の会三重代表でもあります。平井さんが経ヶ峰の野鳥について教えてくれています。ここには書かれていませんが、さらに絶滅危惧種ヤイロチョウも生息しています。

 岡八知子さんは、経ヶ峰の花・蝶・鳥などを愛する一市民として、率直な思いを書かれています。実は豊かな自然が残る経ヶ峰。私たちが知らない魅力がまだまだあります。

 

 このようにさまざまな魅力あふれる経ヶ峰。この経ヶ峰付近に計画されている巨大な風車。自然エネルギー再生可能エネルギーは重要だとしても、この地域わずかに残された「聖地」経ヶ峰だけは守りたいというのが私たちの願いです。今回、この特集に記事を寄せられた個人の方は皆、今回の風力発電所建設計画に反対しています。守るだけの価値が、経ヶ峰にはあるのです。

 

 住民説明会は終わりましたが、グリーンパワーインベストメント社には「意見書」という形で声を届けられます。意見書は難しいことを書かなくてもいいんです。もちろん、自分の専門的な知識を活かせる方や、自分で調べたことを書くのも大歓迎!でも、そういうことが書けなくても、自分の経ヶ峰への思いや、「風車は経ヶ峰にはいらない」という思いを書くだけでも十分な効果があります。数も大事なんです。ぜひ、反対の声を届けましょう。

 

 意見書は書面(何に書いてもいいですよ。)に、対象事業の名称(平木阿波ウインドファーム事業・平木阿波第2ウインドファーム事業と書きましょう。)、住所、氏名を書いて、津市役所環境部環境保全課や美里・安濃・芸濃の各支所ならびに伊賀市役所、大山田支所にある意見書箱に入れましょう。

 グリーンパワーインベストメント社に直接郵送しても大丈夫です。あて先は

〒107-0052  東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ 9階 です。