三重県環境影響評価委員会小委員会

 久しぶりの更新です。PCの調子が悪くブログを更新できない状態が続いていました。私は、基本アナログ人間なので、そうなったらもうお手上げ!やっと修正されました。

 今日は三重県環境影響評価委員会の小委員会が開催されました。三重県環境影響評価委員会県内で行われる環境アセスメントや環境に影響を与えうる事業について審議する委員会です。今日はグリーンパワーインベストメントの「平木阿波ウインドファーム」「ウインドファーム津芸濃」の2事業について検討する小委員会が開催されたので、傍聴に行ってきました。
 傍聴者は23人。私は仕事の都合で45分ほどしかいられませんでしたので、出席された方から内容を聞かせてもらいました。
 冒頭に県から、住民から県知事・津市長あてに12600を超す署名が提出されたこと、住民から「説明が十分ではない。」「住民の意見が反映されていない。」などの意見が出されたことが紹介されました。
 次に4月24日に行われた第一回の小委員会で指摘された事項について、グリーンパワーインベストメント方ら回答がありました。基本、指摘されたことについて「努力する。」「専門家の意見を聞く。」と言った回答に終始していて、誠意も内容も無い説明でした。
 委員から住民とのコミュニケーションをしっかりとるように。」という指摘に対しては、「丁寧にコミュニケーションをとっていく。」との回答が…。これまで何度も説明会を求めても実現せず。「登山道について一緒に山に登って教えてほしい。」「風車の位置についてフォトモンタージュをすぐに作ってお見せする。」「準絶滅危惧種ニホンヒキガエルについて発見場所を教えてもらいに行く。」これまで何度もそんなことを言っているけれども、何一つ実行していません。「丁寧」という言葉の意味を教えてやりたい!
 議論が始まると委員からは次々と厳しい指摘がなされたそうです。グリーンパワーインベストメントの回答は「努力する。」のオンパレード。努力した結果、できませんでした…ということもあり得ます。まったく「誠意」のない回答です。自分たちの「誠意」のなさに気づかないのでしょう。
 この後、津市長や伊賀市長から意見が出され、さらに環境影響評価委員会からも答申が出されます。それらを受け、三重県知事意見が出されます。厳しい意見をグリーンパワーインベストメントに突きつけ、グリーンパワーインベストメントはその意見を真摯に受け止め、経ヶ峰の風力発電計画を撤回してほしいものです。