布引山系風車だらけ

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 写真の中央の黒く囲まれた部分が(仮称)ウインドファーム津芸濃の事業エリアです。このエリアの尾根部分に風車が建てられる計画です。経ヶ峰の山頂のすぐ近くだということがお分かりいただけると思います。また、青山高原から続く布引山系にすでに92基の風車が稼働していて、今回グリーンパワーインベストメントが計画している(仮称)ウインドファーム津芸濃と(仮称)平木阿波ウインドファームの2つのエリアに24基、その北にシーテックが計画しているウインドファーム布引北に32基の風車が建てられようとしています。
 国立研究開発法人「新エネルギー産業技術総合開発機構」の資料によると、2018年3月末現在、設置されている風車の基数で三重県は全都道府県中第5位です。その数は106基。ということは106基中92基が、このあたりに建てられているわけです。日本の中でも異常に集中していることがわかります。
 風力発電に賛成という方もいると思います。でも、考えてみてください。環境にやさしい自然エネルギーといえども、山を崩し森林を破壊する開発行為を伴います。それがこの布引山系に異常なまでに集中しているのです。特定地域に「ある施設」を集中させた弊害を、私たちは沖縄の基地問題や、原発問題で目の当たりにしているのではないですか?布引山系の山々は傷つけられてきました。「これまで我慢してきた。もうこれ以上は勘弁してくれ!」そう悲痛な叫びをあげています。その声に耳を傾けることは「わがまま」でしょうか?
 布引山系の残された聖地・経ヶ峰。津市民の「心の風景」経ヶ峰。経ヶ峰に風車はいらない。布引の山々や、そこに住む動植物たちに代わって、私たちが声をあげましょう!みなさん3月3日、旧辰水小での講演会(前日の日記参照)にご参加ください。署名にもぜひご協力ください!