県営経ヶ峰林道の謎の道

 経ヶ峰によく登られている方から長野峠の旧トンネルの方から県営経ヶ峰林道を上がっていくと、赤白鉄塔の手前辺りに「謎の道」が造られている…との情報が寄せられました。風車を運ぶための広い道を造っているのではないか?!と心配されていたので、現地調査に行きました。
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 美里町側の長野峠から県営林道経ヶ峰線を上がります。やがて舗装路が終わり未舗装路になり、そして分岐があります。右は赤白鉄塔へ向かう登山道。県営林道でぶった切られてしまいました…。左は県営林道。ここから100mほど先まで工事が進んでいます。
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 振り返ると右に続く道が…。これがどうやら「謎の道」らしいです。この辺りに登山道があったのですが…。
 この先がどうなっているか見てきました。50m~60mほど歩いて行くと、木が伐採されたところに出ました。そして、そこに建っていたのは下のような鉄塔でした。
 どうやら環境アセスのための風力や温度・湿度などを測るためのアンテナ(?)のようです。とりあえず風車建設のための道ではありませんでしたのでほっとしましたが、このアンテナ(?)を建てるために多くの木が切られてしまいました。環境を守るための環境アセスによって自然が壊される矛盾。
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 でも、このアンテナ(?)も要注意らしいです。風車の建設を断念したところでは、建設断念後も、このアンテナ(?)は放置されたままのところもあるそうです。断念したらもうもうからないから、撤去費用や森林の復元の費用なんて出せるもんか…という感じでしょうか。
 風車が建てられてしまうと、20年後買取価格が下がった後、もうからなくなった風車が放置されるのではないか…という不安を指摘される方が少なくありません。この話を聞くと、さもありなんと思ってしまいますね。
 ちなみに放置されてしまい、会社が「倒産」なんてことにでもなったら、撤去費用は地主の負担になるらしいですよ。法律的な詳しいことはわかりませんが、自分の土地にこんなものを放置されたらたまらないですよね。それは事実です。