津市長 意見

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 今朝の伊勢新聞でも大々的に報道されていたように、前葉津市長が平木阿波ウインドファームならびにウインドファーム津芸濃事業の環境影響評価方法書に対して、鈴木三重県知事に対して意見書を提出しました。
 以下、本文より抜粋です。
「1 総論
(1) 本市は、住民に最も近い基礎自治体として地域に密着した環境づくりを進める重要な役割を担う中、本事業計画に対しては、周囲から経ヶ峰を望む眺望景観において、風車が経ヶ峰の山稜線を分断する可能性などがあることや、経ヶ峰から対象事業実施地域方向への眺望景観において、風車の垂直見込角が非常に大きくなる可能性があることなど、経ヶ峰の眺望景観に極めて重大な影響を及ぼすものと考えられる状況や、環境影響評価における重要な関係者である地域住民の中に本事業の実施を懸念する非常に多くの声がある状況下においては、再生可能エネルギーの普及促進や地球温暖化対策の推進ほか、森林区域における土地の有効活用や地域の活性化などの観点から有用な事業であることを勘案しても、環境保全の見地から本事業計画を是認できるものではない。
 このことを踏まえ、事業者は、経ヶ峰の眺望景観に及ぼす極めて重大な影響について、最大限の努力をもって原則回避すること。」

 これに先立ち、津市は「地元」自治会の区長からも意見を聞いたそうです。芸濃町については把握できていませんが、美里町安濃町では実施したようです。そこでの意見を踏まえてのこの「意見書」です。
 もちろん、これでこの計画が「撤回」になるかは不透明です。この間のグリーンパワーインベストメントの姿勢を見ていると、質問に対しまともに答えず、「やるやる詐欺」のように「やる」と言ってまったくしない…など、不誠実な姿勢に終始しています。この意見書を読んでも、風車を少しずらしたり、少し削減したりして、「誠意をもって対応した」と言いそうです。これで安心せず、さらに署名などに取り組んでいきましょう。
さらなるご協力をよろしくお願いします。

※意見書の全文がご覧になりたい方は長坂宅まで。コピーします。