風車の配置計画

 前回、前々回のブログでお知らせした「ウインドファーム津芸濃」事業、「平木阿波ウインドファーム」事業に係る環境影響評価方法書の補足説明資料の1ページ目を見ると、「現時点で計画している風車の配置計画は、図1に示したとおりです。」と書かれています。

 この間、グリーンパワーインベストメントは風車の配置計画について「まだ風車の位置を示せるような計画熟度ではありませんが、今後、計画熟度を高める中では、風車の計画位置も示してまいります。」(方法書への意見書についての見解より)と説明してきました。ところが、この補足説明資料では「今後の造成計画や、環境影響の予測・評価結果及びその他協議等の結果により、 配置計画は変更となる可能性が」あるとしつつも、配置計画図を示しているのです。

 三重県知事意見でも配置計画が示されていないと指摘がありました。どこに風車が建つかわからないのに、その影響を評価することなどできないからです。三重県知事や津市長にも示せないのに、経済産業省環境審査顧問会風力部会には出せるというのです。三重県知事や津市長を馬鹿にした行為です。それは、三重県民や津市民を始めとする住民を馬鹿にしたことでもあります。

 地元住民・自治体には示さずとも、経済産業省になら見せるというグリーンパワーインベストメントの「下心」がはっきりと見えた気がしました。「配置計画は変更となる可能性がある」のであれば、逆に、それを見せても何ら支障はないはずです。建設エリアは示しているのですし…。何かというと「住民のみなさんの意見を聞いて」と言うグリーンパワーインベストメントさん。本当にそういう気があるなら、さっさと私たちにも見せてくださいな。そして私たち住民の意見に耳を傾けたらいいじゃないですか。住民には見せられない何か後ろ暗いところがあるとしか考えられません。

 それとも県などにもこっそり示しているのでしょうか?非開示になっているので、一度、経済産業省や県に情報開示請求をしてみようと思います。