私の「意見書」について

  「ウインドファーム津芸濃事業に係る環境影響評価方法書についての意見の概要と事業者の見解 」について連投です。

 私の意見は25ページから始まる意見番号No12です。26項目も質問をしました。よかったらご覧ください。

 No12-1の私の質問について。三重県知事の「計画段階県境配慮書」についての意見に対し、一般論と自分たちの都合だけ並べた、誠実さのない回答であると批判しました。

 これは「環境影響評価方法書」に対する三重県知事意見の中でも「本事業に係る計画段階環境配慮書(以下「配慮書」という。)に対する知事意見として、自然環境を犠牲にしてもなお事業を実施する必要性があることを明確に示すよう述べたところであるが、それに対する事業者の見解は甚だ不十分なものであった。加えて、方法書において風力発電設備の設置位置が示されていないように、事業者の事業に対する姿勢には甚だ疑問があり、それが地域住民等の不安や不満に繋がっているものと考える。」と、私と同じように批判しています。

 知事も私も同じことを感じていたんですね。それに対してグリーンパワーインベストメントの回答は、また一般論を繰り返すだけでした。本当にこの事業者は「誠実さ」がありません。あえて、「配慮書」の回答につけ加えたのは「津市や伊賀市でも特に中山間のエリアでは人口減少や高齢化が進む中、これまで以上に集落の維持や山の整備に手をかけることが難しくなっていくことが想定されます。そのような地域において、地域の資源を活かしながら風力発電事業を営むことは、地域の社会資本を持続させていくという意味でも、地域振興の一助になるものと考えて」いるということだけ・・・。

 これは一般論じゃないと思っているんだろうか?これで知事の求める布引山地に残された豊かな自然環境である広大な山林を開発」するため「自然環境を犠牲にしてもなお事業を実施する必要性があることを明確に」したつもりなんだろうか?

 私が意見書でも書いたように、こんな回答は中学生・高校生なら×です。三重県では、これを厳しく批判しました。経済産業省では、こんなでたらめな回答が許されるのでしょうか?経済産業省の見識が問われます。