誠実さのない事業者 その1

 夏休みに入りました。まったく個人的なことですが、私は夏休みはただひたすらに仕事です。その前にいろいろしておかないと…というわけで、この週末もバタバタしていました。ブログの更新も滞りがちになるかも…。気長に、時々、のぞいてください。

 さて、引き続き 「ウインドファーム津芸濃事業に係る環境影響評価方法書についての意見の概要と事業者の見解 」についてです。

 この事業者、つまりグリーンパワーインベストメントは不誠実だとずっと言ってきました。一緒にタッグを組んでいる三重県環境保全事業団も不誠実です。三重県知事などの意見にまともに答えないというのも不誠実。住民説明会の開催のしかたも不誠実です。これらは、この間、さんざん書いてきたので、ここでは割愛します。

 風車の配置図を経済産業省環境審査顧問会風力部会だけには提示していることも、このブログで書きました。風車の配置がわからなければ、景観への影響は評価できないはずです。事業者は「景観につきましては、まずはフォトモンタージュの作成により、現況の景観からの変化を可視化する手法が第1 段階と考えており、広く一般的に用いられている手法でもあります。その結果をもとに、国や県の学識経験者、さらには地域住民の皆様からのご意見をいただき」と書いています。2月に住民説明会を開催した時に、私には「すぐにでもフォトモンタージュを作成し、住民の皆さんに見てもらう」と言っていました。あれから半年になろうとしていますが、まったく音沙汰なし。これって不誠実ではないですか?

 登山道について「配慮書」の段階で住民から詳細な地図が渡されています。それでも「方法書」には記載なし。でも説明会の時、担当者は経ヶ峰に何回も登っていると言ってました。そうしたら登山道がたくさんあることがわかったはず。まさか登山を楽しむために登ったわけではないでしょう。それなのに、「方法書段階までは、主に既存文献等の資料調査結果を取りまとめたものとなっており」「今後は、いただいた登山道マップを参考に現地調査も実施させていただき、準備書への掲載方法を検討いたします」ですって。登山道があるってわかっていて、それを掲載しないなんて「情報操作」「情報隠し」と言われても仕方がないですよね。これって不誠実じゃないですか?
 
 登山道についても「また調査に行きますから、その時は一緒に登って、いろいろ教えてください。」なんて言っていましたが、その後、まったく音沙汰なし。あの言葉は、その場しのぎの口から出まかせだったんでしょうかね。

 経ヶ峰の風力発電について云々言う前に、グリーンパワーインベストメントという事業者が「不誠実」で仕方ありません。私だったら、たとえ風力発電に賛成だったとしても、この事業者は信用しません。任せません。