県営林道経ヶ峰線

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 今回の風力発電所計画「ウインドファーム津芸濃」「平木阿波ウインドファーム」の2事業では、風車や建設資材を県営林道経ヶ峰線を使って運び上げます。この林道の建設工事は、平成6年から始まり平成20年に完了する計画でした。それが延びに延びています。まだ完成には至っていません。その間に、初めに造った部分は老朽化しているのは否めません。あちこちにこのような陥没や、土砂の崩落が見られます。こんな道路で、あの重い風車を運んで大丈夫なのでしょうか?
 先日の津市環境部長との懇談で、県営林道経ヶ峰線は急なカーブが多いけれど運搬は可能か?と尋ねたところ、風車は立てて運ぶので大丈夫ではないか…とのことでした。しかし、耐荷重力や道路の老朽化については???です。調べてみなければ…。
 そもそも県営林道はまだ完成しておらず、つながっていません。これが完成しなければ、そもそも風車は運べません。県営林道の工事を風車の事業者であるグリーンパワーインベストメントが代わって工事をし、完成後、県に渡すという噂もあります。住民説明会でその質問もしました。「今のところ考えていない。」というのが答えでしたが、この答えは意味深ですよね。「今のところ考えていない」ということは、今後、考える余地があるということですよね。それほどの出費をしてまで建てる旨味があるってことじゃないかと、下衆の勘繰りをしたくなっちゃいますね。
 ともあれ、県営林道の陥没や崩落があることは事実です。この土砂が河川に流れ、安濃ダムに流れ込んでいます。農業用水にとっても重大な問題です。すでに中勢用水の理事長から東海農政局に調査の依頼をしたとか…。
 と、これらの写真で問題点を指摘していたからでしょうか、この写真を撮った方から昨日、「県営林道の陥没していたところが補修されていた。わたしたちのブログを見ているのかも…。」と笑っていました。
 こんなもろい道路は後の管理も大変です。、さらに未完成のまま老朽化している現状も問題です。公共事業は一度走り出したら止まらないとよく言いますが、これもその見本です。計画された時から社会情勢は大きく大きく様変わりしています。莫大な税金をつぎ込み、さらに管理に莫大な税金をつぎ込むこの道路。本当に必要ですか?