中日新聞に記事が掲載されましたが…

2022年5月20日中日新聞朝刊

 住民説明会についての記事が中日新聞に掲載されました。これまで取材をしてきた記者が異動になってしまい、新しい記者が書いた記事です。正直、がっかり。こんな「見出し」では「建てても大丈夫」と読者が思いかねません。

 

 前の2人の記者さんは、私たちにも何度も取材を重ねて、その上で記事を書いていました。今回の記者さんは事前に電話をしてきましたが、「住民説明会って新聞記者も参加していいんですか?」という質問をしてきただけ。勉強不足を感じる記者でした。

 

 事業者であるグリーンパワーインベストメントは、記事にあるように主要株主がアメリカの再生エネルギー投資ファンドグループです。私たちの質問には「実は各発電所特別目的会社を設立して…」と答えています。「特別目的会社」とは、少額の資本金で設立し、何か責任が生じたときにその少額の資本金分だけ責任を負い、本体の会社には責任が生じないようにするためのものなのです。撤退を見越して費用を準備(積み立てる)と言っていますが、毎年の売電収入から少しずつ積み立てるのでしょう。それで十分な資金が積み立てられるのか???「特別目的会社」だけを倒して逃げるんじゃないか…。と不安です。

 

 そもそもアメリカの投資ファンドに買収された企業です。うまみがなくなったら、中国などの企業に売られないだろうか。そうなったら、津市の水源地でもあるこの場所は大丈夫なのか?同じように撤退費用を出してくれるのか?不安は尽きません。

 

 それでも、あなたはこの事業は大丈夫。この企業は信頼できる。そう言い切れますか。