比べてみました。

 「ブログを引っ越しました。」とお伝えしたら、「最近更新されないね」という声を聞いたことがある…と言われました。相手の動きがなく「待ち」の状態と言うこともありますし、夏休み中は仕事が忙しく更新している暇がないという個人的な事情もありました。やっと夏休みが終わりを迎えつつあり、少し時間がとれて、こうしてブログを書いている次第です。

 新しいブログの使い方がまだまだわかっておらず、不慣れな更新です。

 

 さて、昨日、経済産業省から「勧告」が出されたけれどもたったの2行と2文字だった…と書きました。これはどういうことか、何を意味するのか、まだわかっていませんが、とりあえず他の「勧告」と比べてみよう!ということで調べてみました。

 

 同じグリーンパワーインベストメントが青森県岩手県にまたがる地域に計画している「稲庭風力発電事業」の環境影響評価方法書に対する「勧告書」です。

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/files/furyoku/furyoku-inaniwatakko/hohosyo_daijinkankoku.pdf

 多いとは言えないけれど、2行よりは「多い」です。

 

 「稲庭田子風力発電計画」の方法書の縦覧に市役所、役場、支所に訪れた方は0名。住民説明会への参加者は4会場でのべ16名。意見書の提出は3通(10件)でした。その内容を見ればわかるように「日本野鳥の会」の方が出した意見ですね、きっと。

 ちなみに「ウインドファーム津芸濃」事業の方法書の縦覧に訪れた人数は不明。住民説明会への参加は4会場178名。意見書の提出は74通(270件)でした。「平木阿波ウインドファーム」事業への意見書も27通(172件)ありましたから、いかに「稲庭田子風力発電計画」が「無風」だったのかがわかります。

 さらに言えば、「稲庭田子風力発電計画」の住民説明会に際しては新聞やHPだけでなく、市の広報や県の広報にも載せて告知しています。グリーンパワーインベストメントとしては広報に掲載するという方法をとっていたのですね。ということは、私たちのところではあえてしなかったということか・・・?グリーンパワーインベストメントの不誠実さがまた一つ明らかになった気がします。

 話がそれました。「稲庭田子風力発電計画」には大きな反対がなかった。こちらは反対の声が強い。県知事意見、市長意見も厳しいものとなっている。2つの事業の大きな差はここにあります。その差が、あの文章量の違いを生んだとしたら、あの短い「勧告」は厳しい意見だと解釈できると思います。

 ただ「稲庭田子風力発電計画」風車の位置などを示していたかは不明なので、単に「ウインドファーム津芸濃」「平木阿波ウインドファーム」の事業計画が杜撰だという可能性もあります。杜撰なのに、方法書段階は通過してしまうの?!という解釈もできます。再提出!やり直し!くらい「勧告」してくれたらよかったのに…。

やっぱり、もう少し調査が必要ですね。