三重県環境影響評価委員会小委員会に傍聴に行こう!!!

 三重県環境影響評価委員会小委員会が開催されます。定員は10名となっていますが、もう少し傍聴できます。私は都合で行けないのですが、都合がつく方はぜひご参加ください。ひとりでも多くの方が傍聴に行き、委員の方に反対の声があることを示しましょう。

 

1 開催日時
  令和4年8月29日(月) 14時から16時まで(予定)

2 議題予定

(仮称)平木阿波ウィンドファーム事業及び(仮称)平木阿波第二ウィンドファーム事

                                                                                業に係る環境影響評価準備書について

3 場所
  三重県勤労者福祉会館 6階 講堂(三重県津市栄町1丁目891番地)

4 会議の公開・非公開
  会議は原則公開ですが、希少種の生息状況等を扱うことがあるため、当日の小委員

  会に諮り、一部非公開となる可能性があります。

5 傍聴定員
  10人
  ・定員については準備書等の会議資料の部数の上限として設定しており、希望者が

           定員を上回った場合は、抽選としております。
   会場の席に若干、余裕がありますので、資料がなくてもよい方は、お申し出いた

           だければ空席数の範囲内で傍聴いただけます。
  ・傍聴御希望の方は、当日13時45分までに、会場にお越しください。
  ・会場で受付を行います。
  ・新型コロナウイルス感染症対策のため、傍聴にあたっては以下の事項にご留意く

           ださい。
   ○県外にお住まいの方は、参加を避けていただくようご協力をお願いします。
   ○海外への訪問歴が14日以内にある方は参加できません。
   ○発熱等の症状がある方は参加できません。
   ○マスクを着用しないなど、感染防止対策にご協力いただけない方は参加できま

               せん。
   ○高齢の方や基礎疾患をお持ちの方で、感染リスクを心配される方は参加をご遠

              慮いただくようお願いします。
   ○スマートフォンを活用した「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」

              の活用をお願いします。また、会場において「安心みえるLINE」のQRコード

              を読み込んでいただくようお願いします。
   ○本会議で感染が発生した場合、保健所などの聞き取りにご協力ください。

県議会、三重県知事へ「風力発電など…環境破壊や災害発生につながる懸念」申し入れ

 三重県が策定を進める県政運営の長期ビジョンと中期計画について、三重県議会は25日、概要案の調査で出た意見などを反映するよう知事に2回目の申し入れを行いました。三重県では、今後10年程度の県政運営の方向性を示す長期ビジョン「強じんな美し国ビジョンみえ」と、約5年間の戦略計画を定める中期計画「みえ元気プラン」の策定を進めていて、6月に最終案が公表されました。

 25日は、三重県議会の前野和美議長や各常任委員会の委員長らが一見知事のもとを訪れ、概要案の調査で出た意見などをまとめた申し入れ書を手渡しました。2回目の申し入れ書では、太陽光発電風力発電など再生可能エネルギーの導入にあたり、環境破壊や災害発生につながる懸念がある旨も記述することを要望しているほか、各常任委員会で出たそれぞれの施策に対する具体的な意見を反映するよう要望しています。(三重テレビ 配信ニュースより)

 

 申し入れ書のP8をご覧ください。

001029196.pdf (mie.lg.jp)

 

三重県議会  知事への申し入れ、提言等」で検索していただき、令和4年度の「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案に基づく今後「県政運営」等に関する申し入れ のところで見ることもできます。

 

経ヶ峰に生息する重要な種②

 重要な種だけが大事ではありません。生態系を形作っているのは、さまざまな種類の動物たちです。その一つが欠けても、生態系に何らかの影響を与えます。とはいえ、数が少なくなり、守らなければならない種もあります。今回の環境影響評価調査書に載っている、経ヶ峰で確認された重要な種を紹介します。

 

オオサンショウウオ

国指定の特別天然記念物、国際野生希少動植物種、絶滅危惧Ⅱ類。伊賀市の対象事業実施区域外で2個体が目視確認されています。オオサンショウウオはご存知の方が多いのではないでしょうか。

 

アカハライモリ

絶滅危惧種、絶滅危惧Ⅱ類。対象事業実施区域外の池や樹林内において63個体を確認。日本固有種です。

 

ニホンヒキガエル

絶滅危惧種、絶滅危惧Ⅱ類。対象事業実施区域外で18個体が確認。ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルは成体でも同定確認が難しいそうです。同定できなかったものが、対象実施区域内で成体5個体、卵塊5を確認。対象事業実施区域外では、成体9固体、幼生6840個体、卵塊5を確認。

山頂山小屋付近で見つけたニホンヒキガエル

 アカハライモリニホンヒキガエルも子どもの頃から見慣れていましたが、いつの間にか絶滅危惧種になっていたんですね。見かけたらやさしく見守ってあげてください。

 

 これらの評価には「道路脇等の排水施設は、小動物類等が落下した際に這い出しが可能となるような設計を極力採用」すると書いてありますが、本当に「這い出しが可能」なのか?それはどんな設計なのか?極力ってどのくらい?と疑問が大いに残ります。

 

 また、湿地や河川に濁水が流入しないように「沈砂池や土砂流出防止柵を設置し」「濁水流入の防止を図る」とも書いてありますが、そもそもあり得ないような豪雨でも、沢に到達する前にしみこんでしまう…という、それこそあり得ないようないい加減な「机上の空論」を展開しています。本当に彼らの生息環境が守れるのか?不信・不安でいっぱいです。

経ヶ峰に生息する重要な種①

 重要な種だけが大事ではありません。生態系を形作っているのは、さまざまな種類の動物たちです。その一つが欠けても、生態系に何らかの影響を与えます。とはいえ、数が少なくなり、守らなければならない種もあります。今回の環境影響評価調査書に載っている、経ヶ峰で確認された重要な種を紹介します。

 

ヤマドリ(準絶滅危惧種

 日本固有種の留鳥。本州から九州までの山地の、よく茂った林で見られ、沢沿いの暗い林に多い。今回の調査では対象事業区域内で13例、14個体が、そのうち改変区域内で2例3個体が確認されています。またICレコーダーによる夜間調査でも鳴き声を確認。

ヤマドリ

ジュウイチ(繁殖個体群ランク2:絶滅危惧種

 夏鳥として北海道から九州にかけて渡来し、九州以北で繁殖。林内や林縁で、特に蛾類の幼虫を採食。自分で巣を作らず、雌は仮親の産卵期の巣を選んで卵を一個抜き取り、自分の卵を一個托卵する。孵化した雛は仮親の卵や雛を巣から放り出す。ICレコーダーによる夜間調査で、対象事業区域内で4か所、6回。改変区域内で2か所、3回鳴き声を確認。

ジュウイチ

ホトトギス(繁殖個体群ランク3:準絶滅危惧種

 夏鳥として渡来し、北海道南部から九州までの各地域で繁殖する。托卵習性をもち、主な仮親はウグイスである。低地から山地のささ藪にある林に生息。対象事業区域内で11例11個体、改変区域内で1例1個体を確認。ICレコーダーによる夜間調査で、対象事業区域内で5か所、20回。改変区域内で3か所、16回鳴き声を確認。

ホトトギス

 どの重要種についても評価はだいたい同じです。コピペみたいです。

「生息環境の一部が減少する。しかし、工事に当たっては樹木の伐採を必要最小限とし、可能な限り伐採範囲の最小化を図ることから、影響は低減される」

「繁殖や採餌に係る移動経路の一部が阻害される可能性がある」が「風力発電機間には迂回可能な空間が確保されていることから影響は低減される」

「工事に伴う騒音により、改変区域周辺に生息している個体が逃避する可能性がある」が、「工事の実施に伴う騒音は一時的であり、工事に当たっては、可能な限り低騒音型の建設機械を使用することから、影響は低減される」

ブレード・タワーへの衝突などについて、「既存知見はほとんどないため、予測には不確実性が残る」と書いてあるものの、おおむね上のような評価がなされています。

 

 人間が住む住宅地でこんな評価をしたら住民は怒りますよね。人間のおごりを感じる文章です。自分たちも「生物多様性」に支えられる「生態系」の一部なのに…。

1通でも多く!

 天気予報は「晴れ」のはずが、朝からどんより。見上げると、経ヶ峰の頂上はガスがかかっていて全く見えず。「平木阿波ウインドファーム」「平木阿波第二ウインドファーム」事業に対する意見書を書いてほしいとお願いした文書と、書いていただいた意見書を入れてもらう袋を、先日、山頂と休憩小屋に置いてきました。今日は、その回収に経ヶ峰に行きました。

確かに受け取りました。ありがとうございます。

 1枚も入っていないかも…という思いもありましたが、入っていました。ありがとうございます。下山後、安濃支所に行き、意見書箱に入れてきました。

 今日までです。1通でも多くの、みなさんの声を事業者に届けたいと思います。

 

頂上から伊勢湾方面

 下から見たように頂上はガスの中。眺望が自慢の経ヶ峰ですが、今日は真っ白!でも、頂上はトンボやチョウが乱舞していました。暑さを逃れて頂上に涼みに来たのでしょうか。そして、こんな日でも登っている方はそこそこいましたよ。愛されている山なんです。そう改めて感じました。

幻想的

 下山途中で撮った写真。ガスっていたらいたで、こんな幻想的な風景に出会えます。経ヶ峰の魅力は奥深い。そんな経ヶ峰を守っていきたい。風力発電所によって「傷つけられたくない」。青山高原から続く布引山地にはたくさんの風車が並んでいます。そして、さらにもう一つ計画が進んでいます。その中にあって唯一残された聖地・経ヶ峰を守りたい!ただ、そう思って行動しています。

当日消印有効です!

 

この意見書箱に入れます。

 意見書を提出してきました。私は安濃支所に行き、カウンターの上にある写真の意見書箱に入れてきました。

 

 いよいよ明日は意見書の締め切りです。ぜひ意見書を書いてください。難しいことを書かなくてもいいのです。率直な思いを書いてください。数も大事です。お知り合いの方にも呼びかけてください。1通でも多く意見書が集まるといいなぁ…。

 

 意見書は書面(何に書いてもいいですよ。)に、対象事業の名称(平木阿波ウインドファーム事業・平木阿波第2ウインドファーム事業と書きましょう。)、住所、氏名を書いて、津市役所環境部環境保全課や美里・安濃・芸濃の各支所ならびに伊賀市役所、大山田支所にある意見書箱に入れましょう。

 グリーンパワーインベストメント社に直接郵送しても大丈夫です。郵送の場合は当日消印有効です。

あて先は

〒107-0052  東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ 9階 

〒514-1252 津市久居稲葉町687 ㈱グリーンパワーインベストメント津事務所

                                 です。

 

どちらに送っても大丈夫です。グリーンパワーインベストメントに確認を取ってあります。

意見書完成!

 やっと意見書を書き上げました。週末からずっと仕事が忙しく、その合間をぬってなんとか完成させました。40項目。14000字超。疲れました。

 

 私たち住民が意見を言える公式の場はこれで最後。この意見書に対する「事業者の見解」を見ることができるのは「評価書」の段階です。だから、事業者に対してではなく、これを読むであろう津市長や三重県知事(その下の部長さん???)に対して書きました。「評価書」の段階に進めないで!即時撤退を!という願いを込めて。

 

 さて、意見書の締め切りが近づいてきました。まだの方は、ぜひ意見書を書いて送ってください。難しいことを書かなくてもいいのです。率直な思いを書いてください。6月23日までです。

 意見書は書面(何に書いてもいいですよ。)に、対象事業の名称(平木阿波ウインドファーム事業・平木阿波第2ウインドファーム事業と書きましょう。)、住所、氏名を書いて、津市役所環境部環境保全課や美里・安濃・芸濃の各支所ならびに伊賀市役所、大山田支所にある意見書箱に入れましょう。

 グリーンパワーインベストメント社に直接郵送しても大丈夫です。あて先は

〒107-0052  東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ 9階 です。

〒514-1252 津市久居稲葉町687 ㈱グリーンパワーインベストメント津事務所

でもOKです。どちらでも大丈夫です。グリーンパワーインベストメントに確認を取ってあります。