エリアはせまくなったけど…

 前記事のつづきです。

 

 私たちの集めた1万3000筆を超える署名の力と、みなさんが寄せてくださった意見書にこめられた経ヶ峰、ふるさとへの熱い思いによって、グリーンパワーインベストメント社は、前記事の図で示したように風車の数を大幅に減らし、エリアも縮小せざるを得なくなりました。これ自体は喜ぶべきことであり、私たちの運動の成果として歓迎すべきことですが、話しはそんなに単純ではありません…。

 

 「方法書」の段階で計画されていた風車は3000kw級のものでしたが、今回の「準備書」では4200kw級の風車へと変更になっています。つまり数を減らした分、大型化しているのです。

環境影響評価準備書より

 「方法書」では高さが145mでしたが、今回計画されている風車は高さ170mを超えています。それだけ環境への負荷も増えることになります。青山高原の風車が高さ100m未満だったことを考えると、その大きさにはビックリさせられます。高さ145mの時ですら、日本でまだ数基しか稼働していない大きさ・・・と言われていたのに、それをさらに上回る大きさです。自然への影響はどうなってしまうのか?地盤の強度は大丈夫なのか?不安は増すばかりです。